SUSTAINABLE INVESTMENT
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STANCE RESIDENCE 植物園外苑
人と森とが、互いに助け、共生する住まい。
福岡市中央区小笹。小高い邸宅街の一角に、潤いゆたかに佇む森があります。建物が立ち並ぶ風景の中で、未だ自然の生態系を残すその場所に、人と森とが共に暮らす住まいをつくりたいと考えました。
住まいが自然を壊してしまうのでなく、この森を庭として暮らす人の住処があることが、森が永く続いていく理由になりうるのではないか。既存の森を活かしながら、人と森とが触れ合える住まい。
その象徴として「Private Park-THE Garden」がつくられました。
Private Park-THE Garden
緑被率が低下していく都心において、小笹の森という大きなスケールで、森と人が共に暮らす場所を創出すること。
「建物+庭」という単純な図式では解決できない課題に対し、森の生態系を守りつつ、森とヒトの距離を近づけ、そのここちよさを日々のシーンに取り込むために採用したのは、この丘のもともとの稜線を変えず、土地の起伏を活かした通路を結んでいく、という手法。
いずれは土に還ることができる自然素材を使用した建築物の点と点を、森の多様性を存分に味わえるよう、回遊させながら繋いだのです。
ここに暮らすヒトと同じように、生命のある森は成長し、常にその色やカタチを変えていきます。
Private Park-THE Gardenはそんな変化を愉しみつつ、ゆっくりと穏やかに過ぎていく時間に浸る場所です。
森に抱かれた食のシーンを創出する「FOREST DINING」
森の中に現れるダイニングキッチンをデザインしました。簡単な調理や給湯ができるキッチン設備と、ダイニングテーブル&チェアを設置しています。
キャンプやグランピングのように、自然の中で食を囲みながらお誕生会やティーパーティなど、ワクワクする時間をお過ごしいただけます。
森の中で愛犬と遊ぶ「DOG RUN」
頻繁に散歩させてあげたいと思っても、車の往来が多い都心では危険も多く、健康的な環境とは言い難いのが現実。しかしこの森では、一緒にウッドデッキを散策したり、ドッグランで元気いっぱい走り回ることもできます。
子どもたちが自然と触れ合いながら学べる「学びの森」
子どもたちが自然と触れ合いながら学び、遊べる子どもひろば。樹々の枝が折り重なってつくられる屋根によって程よく太陽光が遮られ、鋭い直射日光も和らぎます。
草花の成長や四季の移り変わり、植物と昆虫や鳥などが織りなす生態系。命の循環。大地の感触など、自身の五感を使って自然に対峙することで得られる学びは、何にも代え難い経験を育んでくれることでしょう。
今ある価値を見出し、その価値を次代に伝えていく、
サステナブル投資をはじめています。
SDGsやサステナブルと聞くと「政府や大企業が環境について取り組んでいることだ」「今の時代を生きる自分にはあまり関係がないことだ」と思ってしまう方も多いかもしれません。サステナブル=持続可能であるということは、何も環境に関することや大きなトピックだけではありません。
わたしたちが日々の生活の場所とする住まい、ご近所、職場、学校、街。それらが何気なく続いていくことは、今を生きるわたしたちにとっても、次の世代にとっても、大切なことです。
LANDICは「ここちよい暮らし」がずっと続いていくように、建築のあり方や、街の姿や、地球環境について真剣に考え、アクションを続けていきます。
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